初めてなので批判は無しでお願いします。


数年たっても影は消えない 感情ばかりが募っていく 蹲って一人描いていた


アヤノが死んでから数年たっても、アヤノの思い出は消えない。アヤノに対して言えなかった感情(好意)や、気づけなかった後悔が募っていく。一人でアヤノとの思い出を感じていた。


炎天直下坂道の上 滲んだ僕らが歩いていた


アヤノが生きていたころの思い出。帰り道。滲んだというのは、『カゲロウによって滲んだ』のか、記憶が薄れたのかは不明。多分後者だと思います。


夏の温度が目に残っていた


夏で暑かったのを覚えているのでしょう。


「構わないでよ、どこかへ行ってくれ」 君の手を払った 「いかないよ」なんて言って君は僕の手をつかんだ 「五月蠅いな」僕はちょっとの先を振りかえずに歩いた


アヤノに素直になれず、アヤノの気遣いをうっとおしく思っています。


『本当の心は?』


アヤノのシンタローに対する問いかけ、シンタローの自分に対する問いかけがなされたのだと思います。


「聡明」なんかじゃ前は向けない 理由がないから腐っていく 巻き戻ってくれればいいのにな


頭が良くてもアヤノのことは吹っ切れない。何かをする理由がないからだめな人間になっていく。アヤノがいたころの時間に巻き戻ってくれれば、アヤノの苦しみを分かったうえで、少しでも支えてあげるのにな。


何年たっても僕は死なない 希望論ばかりを唱えている 当然今日も君は居ないのにさ


アヤノが死んでから何年たっても自分は死なずに、アヤノが生きているかもしれないという希望論を唱えている。アヤノはとっくに死んでるのに。


「構わない、死ねよ、死ねよ」って手首を握って、ただ呪って


自分がどうなろうと構わない。アヤノが生きていようと構わない。アヤノのことを分かってあげられなかった自分なんて、死んでしまえばいい。つまり何もできなかった自分を呪っている。多分、リスカをしようとしているのだと。


何もできないでただ、のうのうと人生を貪った


アヤノの為のことも、自分の為のことも出来ずに人生を無駄に過ごした。



「夏が夢を見せるのなら、君を連れ去る前へ」なんて 照れ隠しした日々が脳裏を焦がしてく


照れ隠し、というのは本心を隠した、という意味でいいのでしょう。シンタローは、あの日々に戻ったとしてもアヤノを救えないと思い直した、つまりは吹っ切れた。シンタローが変わったのだとするなら、彼には何かしらの変わった動機がある。それがメカクシ団との出会いなのだと思われ、動画もメカクシ団のみんなと親しげにしている様子が見られます。

それのほかには、「アヤノがいた楽しい時に戻りたい」ということが裏返しなのだとしたら、ですね。では、アヤノがいたころだけがシンタローにとって楽しかったのか。それを照れ隠しといっているのですから、シンタローにとっての楽しい時間は、アヤノがいたころだけではなく、メカクシ団の日常もなのでしょう。それは、メカクシ団たちへの照れ隠しですね。要はこの歌詞は、照れ隠しした日々、つまりメカクシ団たちとの日々が、脳裏に焼き付いて忘れられない思い出になるという意味なのでしょう。


18歳になった少年 またどこかで待っていたんだ カゲボウシ滲む姿を思い出して


楽しい日々が来ることを、シンタローは心のどこかで望んでいた。それがメカクシ団での日常となるわけです。それでもアヤノの姿を思い出しながら、日々を過ごす。 


炎天下に澄んだ校庭 笑っていた君が今日も 「遊ぼうよ」ってゆらゆら揺れた


シンタローの幻覚と思われます。小説版の描写にもありますが、シンタローはメカクシ団と関わることでアヤノのことを忘れてしまうんじゃないかと危惧しているようです。だからこそ、シンタローの幻覚で見たアヤノは、シンタローと二人になろうとしているのだと思います。


「心配です」と不器用な顔 隣人なんかにはわかんないさ 悲しそうなふりをしないでくれ


ルートxxx。私は、これはアザミが作り出したカゲロウデイズにおける並行世界の一つだと思っています。ルートxxxでは、シンタローの服が違ったりエネの服が違ったりアヤノのマフラーがなかったりと、普通ではないようです。これは、アヤノがもしキドセトカノとのかかわりがなかったら、という世界なのだと思われます。

エネは心を閉ざしたままのシンタローが心配だけれど、いつものエネなので少しそっけないのでしょう。シンタローは心を閉ざしており、自分の感情が体験したことのない奴にわかるわけがない、とも思っているだろうし、エネの表情とことば、つまりエネの悲しそうな表情と素っ気ない言葉がマッチせず、演技だと思ったのでしょう。また、隣人という表現は心のつながりがないという意味だと。


朦朧今日も不自然でいよう 昨日のペースを守っていよう 君の温度を忘れないように


意識がだんだんと朦朧としてくる、つまり寝ようとしている。エネの言葉に少し動揺したのでしょう、昨日までの冷静な自分に戻ろうとしている。アヤノのことを忘れてしまわないように。


叶わない夢を願うのならいっそ掠れた過去を抱いて 覚めない夢を見よう 当然のように閉じこもって


アヤノが生きていてほしいという夢、この夢は希望とかの夢だと。だがそれはアヤノが死んでいるので叶わない。アヤノが死んでいることは受け入れているのだと思います。次の夢は寝る時に見る夢かと。アヤノと過ごした過去を夢に見て、これなら途切れることはない。アヤノの思い出といればアヤノが生きているかのように思える。そして、もう自分以外のすべてに心を閉ざしてしまおう。自分の殻に閉じこもるという表現は、よく使われます。


「それじゃあ明日も見えないままですよ?」 それならそれでいいさ つまらない日々を殺すように手を染め、『一人』を選ぶから


それでは前へ進めない、というエネの助言は、むしろ逆効果でした。シンタローは、口出ししてくるなという意味でエネを消そうとします。多分、パソコンを何らかの形で壊したのでしょう。エネと過ごしていた日々はつまらない日々、そんな日々をなくす、という意味で勢い余ってパソコンを壊してしまう。シンタローは、自分だけで生きていくことを選ぼうとした。


18歳、腐った少年 また今日も祈ってたんだ 色めいた君の笑顔にしがみついて


シンタローは、気が立っていたとはいえ、エネが消えてしまったために自分が殺してしまったと思ったんだと思います。そして、アヤノの思い出に浸っているだけではなくアヤノが生きていることを祈っていたのだと気付く。そして、エネがアヤノとかぶっているように見えていたことにも気づきます。今までの祈りは、アヤノの笑顔にしがみついていただけだったのだとも。エネは自分のことを本当に心配していただけだったのだとも。


炎天下に 「どうかいっそ連れてってくれよ」なんてつぶやいて息を静かに止めた


ここでシンタローは自殺をしたのだと。鋏で、頸動脈を切ったのだと思います。真夏の炎天下の日に、アヤノの所、つまり天国か地獄に連れて行ってくれ、という願望を持って死亡した。

そしてこのとき、並行世界にいるシンタローも死にます。

黒コノハについては、コノハに冴える蛇が取りついたもの説を使用します。


戻らないあの日が痛くて


黒コノハは、アウターサイエンスをご覧になればわかると思いますが何回もメカクシ団のメンバーを殺しています。多分そのうち、偶然にコノハの感情が混ざってしまったのでしょう。黒コノハは冴える蛇の感情とコノハの感情が混ざることでパニックに陥り、自殺をすることで罪を償うというコノハの思いと、マリーに誰も死なない未来はないと諦めさせるという冴える蛇の思いが混在した結果がロスメモの動画でご覧になったこと。シンタローは、コノハとも仲良くなっていました。小説版にのっとると、『友達だから』という理由で命も助けてもらっています。たとえコノハではないものだとしても、黒コノハはコノハにしか見えなかったでしょう。そして、シンタローが黒コノハの自殺を止めて自分が犠牲になったもう一つの理由。戻らないあの日、というのはアヤノとの日々でしょう。あの日々の中で、アヤノの思いに気付けたなら…そう思うと、胸が痛かったのでしょうね。だから、大切な人を守れなかったことでもう後悔したくないとも

思っていたのでしょう。


『誰も触れないで』


その痛みに、誰も触れないでほしいというのは、大事な人を守れなかった後悔をもうさせないでということ。この時、シンタローは黒コノハをかばって銃弾を首に受け、死んでしまう。

そして、大事なのはかっこが二重になっていることです。『本当の心は?』では書かなかったですが…これは複数人が思っていることという意味のかっこで間違いはないと思います。では、もう一人この声を発したものがいるということです。もうお分かりですね。第二のシンタローです。

ではなぜか?それはエネを殺そうとするシーンで書きました。シンタローの中では、エネも大切な人になっていたのです。エネの言っていたことに気付いたシンタロー。しかし、エネはいない。また気づけなかった。シンタローは、誰も、そんな風になってほしくなかったのです。


「聞こえてますか」と声が消えた 理由もなんだかわかっていた 夏の温度に手を伸ばしていた


エネの声です。赤ジャージのシンタローの方は、「大丈夫ですか!?私の声が聞こえてますか!?ご主人!ご主人!!」みたいな感じだと思います。黒シンの方も、大体そうだと。エネは電脳媒体ですから、パソコンが壊れても生きていると思いますし。ではなんで、複数かっこが使われていないのか。それは、赤シンの意識と黒シンの意識が完全にリンクしていたからだと思います。そして、シンタローは、エネが死ぬわけないことを薄々わかっていたのでしょう。この夏の温度というのは、最初の方の夏の温度と同じです。アヤノがいたころの夏の日に、戻りたいと強く願ったのだと思います。

そしてここの間奏で、アザミが映し出されますね。黒シンが止まった時には無表情なのに、赤シンが通った時には驚いたような顔をしています。多分ですが、赤シンはカゲロウデイズ内にアヤノがいることを知っていたのでしょう。まあ、メカクシ団と関わりがある赤シンなので、キドから話を聞いていたのでは。そして、アヤノを探すためにアザミの前を素通りした。


炎天下願った少年 「あの頃」に立ってたんだ 夏めく君の笑顔は変わらなくて


炎天下のシンタローの願い。それは、アヤノがいたころに戻ること。というか、アヤノは目の能力を得たはずなのにカゲロウデイズを抜け出せていません。前述のとおり、アヤノがそこにいることを赤シンは知っている。アザミはそれに気づき、アヤノに会わせることをテストとしたのでしょう。赤シンも黒シンも、カゲロウデイズ内の、アヤノがいるところに移っています。しかし、黒シンはカゲロウデイズのことを知りませんし、ルートxxxではアヤノの自殺を見ていると思われるため、自殺する前…つまり「あの頃」に戻ったと感じているのでしょう。それに、ルートxxxではアヤノは冬に死んでいるため、アヤノが冬服なのは自殺した時だと感じられる。また、アヤノが冬服なのは黒シンが幻想を投影しているためかと。そして、これはどちらのシンタローにも共通しますが、アヤノのイメージは「夏」です。だから、アヤノの笑顔が印象的だったということで「夏めく」。

また、ここの最初でアヤノの目が赤いことから、アヤノは「目をかける」能力を使っています。目をかけるという能力は、人の心を開く能力でもあり、相手の裁量を察する能力でもあるのかと。つまり、その能力で二人を見定めている。



「死んじゃった。ごめんね」なんて 「『サヨウナラ』しようか」なんて 寂しいこと言わないで 往かないで


死んじゃったというのは、「本当の私は死んじゃった」。つまり、カゲロウデイズを抜け出せないアヤノは、本当の世界では、自分は死んだとされていると思っているのでしょう。ごめんね、というのは「シンタローを苦しませてごめんね」。『サヨウナラ』しようかというのは、「もうシンタローは私のことを忘れて」。それは、シンタローが一人になってしまうことと同じですねだから、「寂しいこと」。また、これは黒シン目線で描かれているのでアヤノがまた死んでしまうとなって必死に懇願することしかできなかった。これは、黒シンが全く変われていないから。シンタローはメカクシ団のみんなと出会って変わったのは前述してありますね。

あと、往かないでの部分ですが逝かないでとは違います。辞書を引いてみると分かるのですが、往くは過ぎ去る、逝くは亡くなるです。では、何が過ぎ去るのを嫌がっているのでしょうか。これもまた辞書なのですが、例文には春が往くなどと載っているので、ロスメモの往くは、「また何もできなかった時間が過ぎ去らないで」という意味なのだと。


カゲボウシがそんな僕を見つめてたんだ


カゲボウシは、動画でもわかる通り赤シンです。そして、赤シンはアヤノに向けて笑いますね。そしてアヤノは一瞬驚いた顔をした後、吹っ切れたような笑みを浮かべて赤いマフラーをシンタローにかけます。多分赤シンは、アヤノに「バカか。まあ、それがお前らしいよ。それまでオレが上手くやっとくから」というようなことを言ったのではないでしょうか。アヤノも、まさかそんなことを言われるとは思っていないであろうし…だから一瞬驚いたのだと。でも、アヤノはそれがシンタローの答えであり、アヤノへの応援だと気付いたのだと。だからこそ、「やっぱり君はそうでなくちゃね」という意味で笑ったんだと思います。そして、シンタローがかけられたマフラー。あれはまあ皆さんお気づきのとおり、「真っ赤な色は主人公の色だから」。アヤノは、これまでのように自分がみんなを助けるのではなく、シンタローにやっていてもらおうと考えた。では、ここで能力伝授が行われたのか。多分、能力伝授自体は行われてません。アザミが、イレギュラーとしてアヤノの能力をシンタローに渡したのだと。つまり、アザミはテストの結果として、赤シンを選びました。なぜ選んだのか。きっとこのテスト空間の中でアザミが能力を与えているのは、前に進もうとした人なんだと思います。また、カゲロウデイズから出られるのは前を向いた人間のみ。「干渉」で死んだ人間には、能力は与えられるけれども前を向かない限りカゲロウデイズからは出られないのかと。ここら辺は、チルドレンレコードの「少年少女前を向く」の部分と関連させられます。


ええと、不可解な所が数々あると思うので、解説していきます。

アザミのテスト空間と述べていますが、これがつまりカゲロウデイズのことです。そしてカゲロウデイズに入る方法は二つ。一つは貴音と遥の例、干渉。これは、実際に死んでいない体を別の身体によって死んだようにさせ、カゲロウデイズに無理やり接触させるという方法です。もう一つは、目の能力と似たものを願っていた、8月15日の死者が自然に接触する方法。そして、小説にもある通り、別の人物と一緒に死んでいるのですが、生き残ったのは自分だけで、能力を得て帰ってきたけれど他の人物は行方不明…。そして行方不明の人物は、カゲロウデイズの中にいるとされています。では、あくまで私の仮説ですがカゲロウデイズについて…と行きたいところですがタイトルから外れるのでそこはあえて書きません。今後知恵ノートを更新する予定はありませんが、不明点があれば書きたいと思っております。

『』は複数人のセリフだと前述しましたが、それに追加させていただきます。『』は、何かの語句の本当の意味を示しているものと。


ヘンな点がありましたら、アドバイスをください。どんどん改正して、立派な知恵ノートにしていきたいと思います!